« アリエッティな写真達【9】分かれ道。 | トップページ | 【能面】表面をわざと荒らす。彩色の工程。 »

2010年11月 2日 (火)

【能面】なんだかモーフィアス!

いよいよ羅睺阿修羅王の彩色も大詰め。上塗りの第一段階が終わったところで、目の金冠づくり。能面のセオリーとして神様系のものには、目に金冠がつきます。銅板を打って成形し、金箔を貼ったりします。まずは銅板を大まかな形に切ります。サイズはひと回り大きく。とはいえ、叩いていくうちに銅は伸びますから大きくしすぎる必要はありません。ということで、だいたいのサイズに切ったものを目に当ててサイズの確認。すると!

銅板がミラーのサングラスに見えて、これじゃあまるで、マトリックス(MATRIX)のモーフィアス(MORPHEUS)!なんだかガラの悪い面(おもて)になってしまった!

R0022170

そんなことしていてはバチが当たりそうなので、ちゃんと作業再開。下の写真は、まだ作りかけですが、大まかな形が出来上がってきたところ。銅という金属は、柔らかいイメージですが、叩くとどんどん硬くなります。硬くて歯が立たなくなってきたら、焼き入れをします。すると不思議なことに、また、柔らかい銅に戻るのです。銅の鍋やヤカンなんかはそうして何度も焼き入れしながら作られます。実は今回、右目と左目の色を変えようとしています。銅板以外にアルミ板や洋白板、真鍮板を買い込んできました。チタン板も手に取ったのですが、なんとなく硬そうだったのでやめました。トンカントンカンやって、焼き入れしてと、なんだか鍛冶やさんになったみたい。木彫、漆塗り、日本画(彩色)鍛冶、金箔貼りと、能面作りは日本の伝統工芸の集大成のようです。面白い!

R0022174

|

« アリエッティな写真達【9】分かれ道。 | トップページ | 【能面】表面をわざと荒らす。彩色の工程。 »

能面」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1216618/37499962

この記事へのトラックバック一覧です: 【能面】なんだかモーフィアス!:

« アリエッティな写真達【9】分かれ道。 | トップページ | 【能面】表面をわざと荒らす。彩色の工程。 »