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2009年11月 3日 (火)

優等生?

小学生の国会見学というのが行われたというニュースを見た。案内人はみんなの党代表、渡辺善美議員。国会前の広場でみんなを集めて質問を受けたところ一人の男の子が、「子育て給付金の財源はどうするんですか?」と得意げに質問した。渡辺議員は、それは、総理大臣に聞いてもらわないと本当のことはわからないねぇと苦笑していた。番組キャスターは、鋭い質問を浴びせる子供ともてはやし、お決まりのようにインタビューするし、画面のテロップも、鋭い質問をする小学生に渡辺議員たじたじというような取り上げようだった。おそらく、他にもいろいろな質疑応答があったことだろう。その中で、この番組が唯一取り上げたのがこの質問だった。一見、鋭い指摘に思えるこの質問、小学生にしては、大人びた鋭い質問で賢い子に見える。
果たしてそうなんだろうか?この質問が、この子の本心なのか、親のアドバイスによるものなのか、教育のたまものなのか、それはわからない。私的には、テレビで聞きかじった大人の言葉を言ってみたら、その大人びた発言に大人たちが驚く様子が面白く、得意げになった。という子供っぽさがあるなら、まだ、救いがあると思う。というのは、この質問、子供が言ったから、新鮮に感じられるのかもしれないが、どこのテレビでもニュースでも聞き飽きたものだ。しかも、質問した相手は、政府閣僚でもなければ民主党議員ですらない。みんなの党はそんなマニフェストを掲げている訳ではない。まぁ、その辺をわかって質問している訳ではないあたりが子供らしいと言えなくもないが、あまりにも優等生すぎる、いや、優等生に親や大人が期待する質問に思えて仕方がない。たくさんの質問の中から、これを取り上げたメディアのつまらなさに辟易する。
何がいいたいかというと、この質問、子供らしくないのだ。幼稚な質問が良いと言っている訳じゃない。子供が本来持っている、大人には思いもつかない鋭い質問というのがあるはずだ。大人の私が考えてもわからないが、例えば、「なんで、いつも与党と野党は、喧嘩してるの?」「野党は、与党の意見に賛成することはないの?」「どうして人が発言してる時に、静かに聞けないの?」「どうして、大臣は、みんなお爺さんなの?」大人の私が考えているので、子供の素直な鋭さは無いかもしれないが、こういう質問の方が、よほど大人をたじろがせる子供らしいもののような気がする。
最近の優秀(?)な若者にもありがちな、模範的でマニュアルどおり、でも、そんなことは、上司の誰もが知ってる当たり前のことで、新鮮味が無い。ほんとの意味で自分の意見でなく、「これを発言したら評価されそう」という妙に客観的な意見。そんな若者予備軍に見えてしまった。大人が、そうした大人っぽい意見を(大人のまね?)言える子供を「賢い子」と評価するからだろうか?
たとえ稚拙であろうが、多少間違っていようが、その子の視点で考えた意見がいい。みんなが同じ模範的で借りてきたような質問をするなら、一人いれば十分だ。みんな見方も受け取り方も違うから世の中は面白いし、新しいものが生まれてくるんじゃないだろうか?

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コメント

子どもの頃にしか感じられないこと、子どもの頃にしか考えられないことのほうが、大事ですよね。
みんないつかは大人になっちゃうんだから。
…大人の感じ方・考え方が身につかない人もいますけど…。

投稿: 回遊魚(子分) | 2009年11月 3日 (火) 10時32分

みんな同じじゃないから良いんだと思います。借りてきた言葉で大人ぶるよりも、自分の意見を持って子供っぽい方が、まだ、良いような気もします。

投稿: oka | 2009年11月 4日 (水) 10時31分

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