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2009年9月26日 (土)

トレーラーの横は走るな!

海上コンテナを運ぶ車両の事故は、後を立たない。事故を起こしたドライバーは、皆一様に、「どうして横転したのかわからない。」と証言する。海上コンテナ輸送するトレーラーは通常のトラックと違い、その大きな車体を操縦しやすくするため、運転席部分とコンtねな部分が一点で連結されている。そのため、コンテナが傾いても、運転席はそれほど影響を受けず、荷台の異常に気づきにくいというのだ。
実験ではコーナーのアールにもよるが、均等に積んでいても50km程度、片荷なら30km程度で、簡単に横転してしまっていた。つまり、法定制限速度以下でも横転してしまう危険性があるのだ。
しかも肝心のドライバーは、片荷かどうかどころか、コンテナの中身を知るすべがない。これは、港に陸揚げされた時にはすでに盗難を防ぐため封印されているためだ。全世界から送られてくる海上コンテナ、荷主はまだしも、積み込む人間全てを信頼するのは、とても勇気がいる。ドライバーは、走り出した時の感覚を長年の経験で分析し、荷物の積み具合を想像して走るしかないというのだ。これで、責任をドライバーに求めるのは酷な気もする。
国からも安全指導など、様々な対策がされているが、景気の悪化が、運送業界にもドライバーにも無理を強いる。安さを追及してやまない社会的な風潮の皺寄せは、間違いなく、彼等の上に降り注ぐ。
君子危うきに近寄らずで、海上コンテナを運搬する車両の傍を走らなければならない状況になってしまったら、先に行かせて、充分車間を空けるか、すぐに追い越すことをおすすめする。間違っても、コーナーで並走するのは、絶対に避けよう。道路事情で、車間を空けることも、追い越すこともできないなら、後ろに付こう。後ろを走っていて、横転してしまった車両に追突するほうが、並走して、数十トンのコンテナに潰されるよりはまだましだ。

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