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2009年8月11日 (火)

今年はミンミンゼミの声をよく聞く。

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私の気のせいかもしれないが、今年はミンミンゼミの声をよく聞くような気がする。皇居が近いという場所柄も手伝ってかもしれないが、何となくそんな気がする。数年前、会社があった都立大学では、見かけるセミのほとんどがアブラゼミだった。ミンミンゼミはほとんどいなかった。気になったのでちょっと調べてみた。

ミンミンゼミは、カメムシ目:ヨコバイ亜目:セミ科に分類されるセミの一種。セミがカメムシ目というのに、ちょっと驚く。

そもそも、ミンミンゼミは、クマゼミやアブラゼミに比べて暑さに弱いらしい。元々体の色は黒と青のマダラ模様だが、関東近郊でも夏の温度が高い甲府盆地などでは、黒い部分が極端に減少し青い固体になる。光の吸収率を考えて変化したもので、これらはミカドミンミンゼミと呼ばれる。東京都心部や仙台などでは都市部に多く生息するが、西日本の都市部ではほとんど見られない。標高が少し高い山地を好んで生息している。東京都心部や仙台市中心部に多く分布している理由としては、ミンミンゼミの幼虫が比較的乾燥した土中を好み、成虫はケヤキやサクラなどの樹木を好む。ヒートアイランド現象による乾燥化で、ミンミンゼミが住みやすい環境になっているという説もある。気流の関係で北関東地域より猛暑日が比較的少ないこともあげられる。それでも都心から外れると東京のミンミンゼミ率は低く、特に東部では40〜50年前にはほとんど見られなかったらしい。23区でも東部では、アブラゼミの分布が多く、西部でもミンミンゼミは多くないようだ。都心以外でも見られるようになった理由として、新しく作られた公園や街路樹の土壌に幼虫が混じって、移動してきたということが考えられるらしい。どちらにしても人が移動する事、繁殖する事によって、大きな影響を受けているのは間違いないだろう。

調べていてひとつ面白い事実にあたった。西日本に見られるクマゼミとの関係だ。ミンミンゼミはその名の通り「ミンミン」と鳴く。クマゼミは「シャオシャオ」とやかましく鳴く。人の耳には間違いなくまったく違う音に聞こえるが、鳴き声のベースは、まったく同じ音らしい。ゆっくり再生するとミンミンゼミ、早く再生するとクマゼミになるのだという。これは面白い。このせいで、ミンミンゼミとクマゼミは棲み分けをしているらしい。場所もそうだが、時期的なものが多く、クマゼミがほぼいなくなったころにミンミンゼミが発生してくるらしい。ちなみに台湾に生息するタイワンクマゼミはこの2種の中間の音で鳴くらしい。

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