2012年7月31日 (火)

黒式尉まとめ。

黒式尉の制作も、ようやく形が見えてきた。まだまだ先は長いけれど、順次更新してきたブログも気がつけば3月から滞ってしまっているので、ここらで前半のまとめをしてしまおうと思う。桧の塊から、能面になっていく過程を一気に写真で並べてみようと思う。

まずは、型紙作りから〜!!

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粗彫り開始!!

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少し顏らしくなる。

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まだまだこんなに大きい。

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少し、翁面らしくなってきた。

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皺を彫り始めてみる。

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ここらで、裏を取る。

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少しずつ、表面を整え始める。

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本格的に、皺を刻み始める。

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表面を一皮むいて美しく。

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だいぶ、表情が出てきた。

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ここまできたところで、形を再考...。一進一退。

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時には思い切りが大事。おかげで、翁らしくなってきた。

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気を取り直し、再び、整えながら、皺を刻んでいく。

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かなり、らしくなってきた。

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横から見るとこんな感じ。

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正面から。表情が出てきた!

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斜め上から。

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裏はこんな感じです。

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ということで、ここまできました。駆け足の半年間です!
さあ、後半戦、頑張るぞ!!

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2012年7月 2日 (月)

なんとなく計算が合わない気がする原子力発電。

3.11からこっち、原子力発電所に関して、様々なところで、それこそ様々な意見が飛び交っている。テレビでもネットでも、原子力発電という言葉を目にしない日は無い。賛否両論入り交じり、何が正しいのか、今後、我々はどうすればいいのか?自分自身、真っ当な答えを見いだせないでいる。明確な意見を持たないままブログに書いて公表してしまう事に不安もあるし、ましてや専門的な知識を持たない私が、間違っているかもしれない知識を公にさらしてしまってもいいのかとも思う。ただ、ここ1年半、それなりに興味を持って様々な意見に耳を傾けてきたし、自分なりにもいろいろ考えた。それこそ、今まで自分にはさして関わりのないことだと考えもしなかった原子力発電のことを、ここらで自分なりに少しだけ分析してみようと思う。もちろん、専門知識の無い私、ここ1年半でためた知識は、どれもテレビやネットから拾った、ある種、偏った可能性もある情報なので、間違ったこともあるかもしれない。出来るだけ、技術系ではなく、文系で書こうと思うので、その分を割り引いて読んでもらいたい。

頭の中で、いろんな人の意見や情報が、まとまらずに浮遊している。その多くから、同じ疑問にたどり着く、それは、「原子力は、今の我々にとってオーバーテクノロジーなんじゃないか?」ということ。確かに原子力は、我々に多くの恩恵をもたらしてくれる夢のテクノロジーなのかもしれない。人類がこの技術に手を付けたとき、それこそ未来が開ける気がしたに違いない。我々の祖先が初めて道具を使った時、初めて火を道具として使った時に匹敵する発見のように言われていた気がする。そう、「原子の火」と。それからの歴史は、すでに誰もが知るところなので、今さら書く必要も無いだろう。ただ、その未来を正しく理解していた人は、果たしてどれくらいいたのだろうか?賢明な科学者達は、もちろんわかっていただろう、実用化されてしばらく後には、頭の良い官僚や電力会社の上層部もわかっていたんじゃないだろうか?そして、我々も薄々感じていた。この原子の火が、我々に、いや、我々の未来に大きな負の遺産を残してしまうかという事を。

チェルノブイリや、スリーマイル島、福島の事故の事を言っているのではない。もちろん、ひとたび事故に見舞われれば、それこそ、取り返しのつかないくらい大きな負の遺産を抱えてしまうのは、誰しも知るところだ。しかし、もし、これらの事故が無くて、すべてが順調に稼働していたとしても、我々は未来に対して大きな負の遺産を残してしまうことになる。先日、テレビで、フィンランドに建設中の最終処分場「オンカロ」が取り上げられていた。最終処分場というのは、原子力発電所で出る使用済み核燃料を、地下深く埋めて、自然に無毒化するための施設だ。そう、我々人類は、世界中で使用されている核燃料から出る核のゴミを無毒化する技術を持っていないのだ。ただ、だれも触れる可能性の無い地中深くに埋めて、自然に無毒化するのを待つしかない。オンカロは、地下300mの深さに3000個の縦穴を彫り、そこに使用済み核燃料を埋めて、すべてを埋め尽くしたら、完全に封印する。しかし、それらが無毒化されるまで、なんと10万年の時間を要する。3,000個の井戸に、果たしてどれくらいの量が埋められるのかは正確な数値は知らない。wikiによると100年分くらいの使用済み核燃料が埋められるらしいが、たった100年分のゴミを無毒化するのに10万年もかかってしまうのだ)しかも、このオンカロ、世界で初めて実用化される最終処分場というから、驚きを通り越してあきれてしまう。なぜ、初めてなのかというと、最終処分場を作るには、重要な条件がある。ここには、人類を何度も絶滅させてしまえるほどの核廃棄物が埋められ、それらを安全に10万年封印しなくていけない。そのため、まず大事なのは、変動の少ない地層。オンカロの地層は、たしか、18億年前の地層で、その間、大きな変動の痕跡が見つけられない。だから、今後10万年は、大丈夫ということだ。そんな条件の土地は、地球上探しても、そう多くはないだろう。ましてやこの地震国日本にあるとは思えない。

オンカロに埋められる100年分という数字が、(全世界の)なのか、(フィンランドの)なのか(ヨーロッパの)なのかを私は知らないが、たとえ楽観的に全世界のだとしても、少なくとも100年にひとつは、こういう施設を作っていかなければならない計算になる。最初のひとつが無毒化されて再利用ができるまで(できるとして)10万年の間に、1,000カ所作らなければならないことになる。

10万年という時間は、あまりにも長い。10万年前といえば、我々人類の祖先、ホモ・サピエンスがアフリカを出て、世界各地に広がった時期だ。当時は、氷期で、大陸は地続きになっていた。5万年前にはクロマニヨン人が出現、氷期も終わりに近づいた1万3,000年前に、ようやく日本列島は大陸から離れ、今の形を形成した。縄文時代が始まったのは、1万6,500年前だ。初期の文明、エジプト文明が現れたのは、たった3,000年前だ。こう考えると、10万年がいかに途方も無く長い時間かがわかるだろう。その間に何がおきるかだれも予測することはできない。

我々が、わずか数十年使ってきた原子力の火、その影響が及ぶ果てしない時間、そこから受ける恩恵と、未来に残す影響を天秤にかけると、どうにも計算が合わないように感じる。


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2012年6月25日 (月)

クサフグの産卵!

6月23日土曜日、油壺。新月周りの大潮の夜。
満潮2時間くらい前から、クサフグのオスが集まりだし、メスの到着を待つ。
メスは、波を読み、タイミングをみはからい浜にあがって産卵する。
すかさずオスが我先にメスのもとに近づき、精子をかける。
ばしゃばしゃと水がはね、波打ち際はお祭り騒ぎ!
毎年、この時期だけ見られる幻想的な風景。今か今かと待つ時間も楽しい。
なぜ浜にあがってまで産卵するのかはわかっていない。
海の中ではなく、敵の少ない浅瀬で産卵をしたのが、ついには浜にあがるまでになったのだろうか?
とはいえ、卵は、地上では乾燥してだめになる。大潮の日、満潮2時間前という時間が大事。そう、これから2時間で水位は最高になり、受精した卵を海に導いてくれる。クサフグ達は、本能で満潮時間がわかっているにちがいない。
こんな小さな魚達が見せてくれる自然の神秘。こんな光景が数日続きます。

ちなみに、メスが来るのはもちろん1回だけ。
しかし、オスは、毎晩来るやつもいるそうです(笑)

映像はこちら>

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おもむろにメスが登場。

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メスに向かってオスが群がります。より良い場所を確保するために。

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メスが産卵を始めると、もう、パニック状態!

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終わった後は、次の波が来るまで静かに待ちます。

これが、メスが来るたび、何度も何度も繰り返されます。

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ちなみに、これがメス。お腹いっぱい黄色い卵を持っています。

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2012年3月 3日 (土)

黒式尉、3月3日。裏を取る。

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雛祭りの午後、天気もいい土曜日なので、力仕事をする。ごっそり裏を取るのは、なかなかの力仕事。春の日差しを浴びて、額に汗しながら鑿を叩く。足で抑えて両手を使っての作業なので、机の上ではできない。床にヨガマットをひいて、コンコンとやる。散らばった木屑分だけ進んだような気がするから、結構充実感がある。

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2012年3月 2日 (金)

黒式尉、3月2日。皺を刻んでみる。

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型紙は、完成形から作られているので彩色の厚みや細かなディテールを割り引いて考えなければならない。黒式尉は、彩色の際に胡粉の層が無いので、比較的近しいのだと思うけれど、型紙が皺のどの辺りを捉えて作られているか...。それを想像しながら、とりあえず皺を刻んでみる。(まだ早いか?)

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